共同相続人とは字のとおり、2人以上の相続人が共同で相続する相続形態のことを言います。
ここでは共同相続の詳しい説明とトラブルになりそうな点について説明いたします。
「争続」にならないために!共同相続人について
相続税の増税に伴い、相続の関心が高まっていますが、あなたはいかがでしょうか。
相続は人生でほとんど体験することのないことですので、未知の領域であり、専門知識が必要で、複雑になっています。
そこで今回は共同相続人について分かりやすくご紹介します。
相続の一連の流れ
まずは相続の一連の流れについてご紹介します。
相続はまず、亡くなった時点から始まります。
次に遺言書の有無を確認します。
財産の分配方法が変わってきます。
続いて相続の「遺産の一覧」を作成します。
次に「遺産分割協議」です。
これは誰がどの財産を受けとるのかの話し合いです。
相続人全員で参加します。
次に協議が終わりましたら、「遺産分割」をします。
最後に相続税を計算して相続税があれば納めます。
相続税の申告期限は相続を知った日から10カ月以内です。
この一連の流れを10カ月以内に終わらせる必要があります。
共同相続人とは?
それでは続いて共同相続人についてご紹介します。
共同相続とは、亡くなった時に法律で定めている相続をする人(法定相続人)が複数いる場合のことです。
その法定相続人のことを「共同相続人」と言います。法定相続人は、父母、兄弟、配偶者、子供などです。
逆に、一人で相続をする場合は「単独相続人」と言います。
共同相続人の場合は、「遺産分割協議」や「遺産分割」をしなければなりません。
また土地などを、相続する場合に、共同で登記をする場合もあります。
相続税の計算も複雑になってきます。
共同相続の注意点
最後に共同相続の注意点についてご紹介します。
共同相続でよく問題になるのが、土地や不動産を共同で登記する場合です。
共同で相続をするとその割合に応じて固定資産税を支払わなければなりません。
3人で登記をしたら、3人がそれぞれの割合に応じてします。
ここで、万が一、一人が固定資産税を滞納した場合には、全員に請求が来るようになります。
また不動産を売却する場合は全員の了承が必要になり、揉める可能性があります。
その了承にも時間がとられて、ストレスの原因になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、相続が心配な方を対象に、「共同相続人」についてご紹介しました。
今回の記事では全体像から、意味、注意点までご紹介しました。
このように全体的に理解することで、理解度も深まると思います。
是非詳しく勉強してみて下さい。
ありがとうございました。